今回、1泊目のホテルは、なんと築100年位上!さらに4つ星!期待は高まります。
でも…、部屋はただ古いだけだった(笑)
ベッドはギシギシうるさいし、部屋のドアは思いっきり力を入れないと締まらないし、窓がないから、昼でも薄暗いし…。

でも、よほどクタクタだったのか、8時間も爆睡。文字通り、ドロのように眠る。
こういう時って、体内時間も狂うよね。自分の中では15分くらいのつもりなのに、起きたら8時間も経ってる。
起きたら急激にお腹が空いた。思えば、ここ1日、ろくな物を食べてない。
チェックインした時に朝食券を貰ったことをおぼろげな記憶の中から思い出し、ロビーレストランに。
レストランの中では、キューバの音楽を生演奏していて、早速「キューバ、ウエルカム感」がすごい。「ぼく、今キューバにいるんだなー」と実感できて嬉しい。
朝食は、ベーコンやら卵、パンなどのバイキング。アメリカンな感じで、朝食のメニューにはキューバは感じない。残念だ。でも、自分でも驚くくらい、もりもり食べる。なぜだか環境が変わると、「僕は朝は苦手だ」みたいな思い込みがどんどん剥がれていくから楽しい。
食べてる最中に、ふと気づいたんだけど、僕、長いことシャワーも浴びてない。早く街に出たい気持ちをなんとか抑え、とりあえずシャワーを。

シャワーが楽しい!
お湯が出ないのはもちろんのこと、水量がやばい。全開にしても「あれ、蛇口がしまってないよ!」という時の水量しかない。
シャワーなのに、「シャーーーー」という音ではなく「ジョボジョボジョボ」と言ってる。
この時には知らなかったのだけども、これから20日間、毎日、こんなシャワーを浴びることになる。このホテルの問題ではなく、キューバの問題だったのだ。
まあ、これも楽しいからいいかと、あまりスッキリしないシャワーを楽しむ。
Mr SHINSEI KAWADA
そうそう、そう言えば、日本でお願いしていた「ホテル」の件。まだ連絡がない。というかネットにつながらないので、連絡が来ているかも分からない。
昨日のタクシードライバーと約束した時間まで、もう1時間くらいはあるので、ネットを求めて町中を散策してみよう!と思い、着替えてロビーに出たところでおもしろいシーンが!
なんと、キューバ美女が「Mr SHINSEI KAWADA」と紙を掲げて立ってる!

「僕だよ!」というと、旅行会社の人だった。
今回は、「首都ハバナ」→「バラデロ」→「サンタクララ」→「サンディアゴデクーパ」→「トリニダ」→「ハバナ」という旅。
「バラデロ」は、気になるビーチリゾートがあったのでネットで予約済。
「サンタクララ」は、紹介してもらった別のキューバ人男性が、友達を紹介してくれるらしい。
なので、この旅行会社の女性にお願いしたのは、「サンディアゴデクーパ」「トリニダ」「ハバナ」の3つの街のホテル。
ロビーに座り、彼女からは、予約済のホテルの情報が書かれた紙をもらい、代わりに現金を渡す。
「この紙1枚で、ホテルにたどり着けるかなー」と聞いてみると「タクシードライバーに相談すれば、すぐわかるから大丈夫!」と言われ安心するのだが、この決断が後から大変なエピソードを招くことになる。
きれいな女性に鼻の下を伸ばしながら、ハバナのおもしろスポットや、美味しいレストランなど、現地情報をたくさん教えてもらいながら、心の距離を詰めていき、そろそろ「この後、一緒にランチ行かない?」と言いかけた所で、昨日、タクシードライバーと約束してたことを思い出す。
ちぇ、むさ苦しい男よりも美女の方がいい思い出になりそうなのに。
彼女をホテルの入り口まで送ったところで、向こうからやってくるタクシードライバーと目が合う。なんてタイミングがいいやつなんだ。そして、やっぱりむさ苦しい。
タクシードライバーとピザ。
「何食べる?」と聞くと「ピザ!!」と即答。「美味しいお店があるから、そこに行こう!」と。
お店ぐるみでボッタくられるかもしれないしな。
「昨日、会ったばかりで、俺はそんなにお前を信用してないんだよ」という目を向けてみるけど、無防備100%の笑顔で「あの店のピザは美味しいよ!」とダメ押ししてくるので、とりあえず店まで行ってみることにする。

そのお店は、ホテルから歩いて5分。オープンテラスのいい感じのお店。入り口でメニューを見せてもらうも、まあ平均的な金額だったので入ってみる。
メニューはスペイン語なので「ピザ」であることは分かるのだけど「なにピザ」かは全く理解できない。一抹の不安はあるものの、彼にオーダーを任せてみる。
こういう時に「相手に乗っかってみる」ことも、旅においては大切なことだ。自分が選んでいたのでは世界は広がっていかない。目の前に想像もしないものが現れてこそ、旅は楽しい。新しい何かと触れ合うチャンスは、本当に逃していけない。
と思い、どんなピザが出てくるのかワクワクしてたのに、彼が頼んだピザは、なんとチーズだけの「プレーンピザ」!
なんだよ。何も楽しくないじゃないか。でも、美味しかった。ありがとう!
旅の基本は「歩く」
僕は旅先では「歩く」ことにしている。
タクシーに乗れば、移動をするのは楽なんだけど、車窓から見る景色は、テレビで見るそれとそんなに変わりない。匂いも音も手触りもない、なんだか乾いた情報しか手にできない。街は歩くのが一番だ。
これは勝手なイメージなんだけど、歩くと街の中に溶け込める気がする。それまでは、街に拒絶されていた感じがしていても、歩く距離が増すにつれて、どんどん受け入れられている感じがして、心が落ち着いてくる。
早速、散歩も兼ねて、3日後に「バラデロ」という街まで移動するためのバスを予約しにいくことにする。
地図で見ると、そのバスターミナルは、5キロくらい。往復を歩くのはちょっと辛そうなので、行きはローカルバスに乗っていき、帰りは歩いて変えることにする。ローカルバスに乗るのも楽しそうだしね。
バス停の場所と、「12」のバスに乗ればいいことをタクシードライバーに教えてもらい、「タクシーで行こうよ!」としつこい彼と別れ、1人でテクテクとバス停に。
ちょっと待っていると信じれないほど山盛りに人を乗せたバスがやってきた。おー、この中に突っ込んで行って、自分のスペースを確保するのか。勇気いるな。
バスは、現地価格で1CUP(24円)。乗り口にいる係員に渡す。社内はほんとに身動き取れないほどぎっしり人がいて、熱気ムンムン。何の匂いか分からない不思議な匂いで社内は満たされてる。

降りる場所を行き過ぎないように外の景色に注意を向けてると、目の前に座っていた小さな男の子が泣き始める。
こんなに暑いし、臭いし、そりゃ泣きたくもなるよな。俺も許されるなら泣きたいよ…と思いながら見ていると、どうやらお腹が空いているみたい。隣にいた若くてきれいなお母さんが、おもむろにTシャツを捲りあげ、ブラジャーを下げ、豊かなおっぱいをボロンと出した!赤ちゃん、貪り着く!
おおー、なんて光景だ。でも、自然なことだよなー。でも、少し隠されているくらいの方が神秘的でいいなと日本人的チラリズムの美徳を思う。でも、昔の日本もこんな感じだったのかもな。
と、思いながらも目はおっぱいから離れず夢中になってる間に、降りるはずだったバス停を通り過ぎる。
焦って、素敵なおっぱいに別れを告げて、次のバス停で降りる。
バスを降りた瞬間に、強烈な日差しに照らされるが、あのバスの中にいるよりは快適だ。新鮮な空気を胸いっぱいに吸って、歩きはじめる。
目当てのバスターミナルまでは10分くらいの距離だ。
つづく…
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いいところで終わる技術が
最高にうまいですよね。
次も楽しみに待ってます。
キューバにいるみたいな
暑苦しさや匂いや音まで
感じて見えて聞こえるみたいです。
凄いなぁ。
文章で絵を描くんですね。