COLUMN

「子どもたちのために…」なんて1ミリも思ってない。

【誰かのために…なんて1ミリも思わない】

「与える」とか「心を満たす」とか、よく分かんない。
なんせ、僕は小学生に「恩」を売ってる。

 
 

 
僕は、全国の小中高校に授業に行っているんだけどね。
 
それは、完全に「無料」なの。
 
交通費もホテル代も僕が負担してるから
5万とか10万とかを自分で払って
子どもたちの前に立っているんだよね。
 

  
すると、先生に
 
「なんで無料でやってくれるんですか?」って聞かれる。
 
  
 
僕の答えはいつも決まってて
 
「恩を売ってるんです。
いつか、僕が老いぼれた時に、お返しをしてもらるように」
 
って言ってる。

 
 
 
 
 
 
でも、ほんとはね…。
 
 
 
例えば
 
今、目の前に10万円あったとして
それを「何に使いたいだろう」って考えると
 
一番、ワクワクする答えが
「子どもたちに会う」なんだよね。
 
 
 

 
という話をすると
 
「儲かってると、余裕があっていいね!」とか
「心が満たされているんですね!」と言われる。
 
だけど、全然、そんなことはない。
 
 
 
僕、そんなに儲かってないです。

  
 
特に最近は
「広く集めること」よりも
「深く関わる」ことに楽しさを見出してしまい
売上は落ちてきています。
 
 
 
きっと、僕の貯金を見たら
「こんな経済状態で、よくこの活動をしてるね!」と驚くだろう。
 
 
心も結構、カラカラだよ。
 
 
 

  
 
でもね。
 
大切なのはここで
 
 
 
 
「余裕があるから…」だと
いつまでも始まらないんだよね。
 
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーー
 
自分の器から溢れでたものを
周りの人に注ぐ。
 
そのために、まずは自分を満たして…
 
ーーーーーーーーーーーーー
 
 
という発想も分からなくはない。
 
 
 
けど
 
 
ーーーーーーーーーーーーー
 
カラカラだからこそ
周りに注ぐことで満たされていく
 
ーーーーーーーーーーーーー
 
ということもある。
 
 
 
 
 
 
僕も実際のところは
 
 
 
「満たされている」とか
「与えている」とか
 
そんな小難しいことは
あまり考えていなくて
 
  
ただただ
 
「楽しいからやってる」
 
以上。
 
 
 
だったりする。
 
 
 
 
だって…
 
 
 
「誰かのために…」なんて思うと
急にめんどくさくなる。
 
僕は、自分がやりたいからやってるのであって
子どもたちのために…なんて全然思ってない。
 
 
 
 
 
だから
 
「ありがとう」なんて言われなくてもいいし
「すごいね」と褒められる必要もない。
お金をもらえなくても良い。
 
 
 
 
 
むしろ
 
やりたいことをやらせてくれて
ありがとう
 
と思ってるし
 
やりたいことができるなら
お金を払ってもいいと思ってる。
 
 
 
 
もし、僕がやりたいことで
誰かが幸せになっていくなら
そんな幸せなことはないと思う。
 
 
 
 
この「僕がやりたい」と「誰かの幸せ」が一致する「点」を見つけていくことが「天職」ということなんだと思う。
 
 
 
 
そうすると
与える…とか
見返り…とか
満たされていて…とか
 
そんな面倒なことを考えなくても
ただ、好きなように生きていれば
その生き方が、他人の喜びになり、お金にもなっていく。
 
 
 
これ、パートナーでも同じだと思う。
 
 
 
 
お互いに自分らしく
好きなことを楽しくやるだけでいいんだけど、
それが、相手の喜びになることが大切。

 
 
 
要するに
 
「自分」と「他人」を同じにすることなんだ。
 
 
 
「自分」と「他人」が別れてるから
「与える」という発想になる。
  
 
 
例えば
指をケガしたら
「与える」なんて思うことなく
全力で治そうと愛を注ぐ。
 
それは、「指」は「自分」だから。
 
 
このように

「自分」イコール「相手」になれば
「相手のため」は「自分のため」だし
「自分のため」は「相手のため」だ。
 
 
相手を満たすことは
自分を満たすことだし
 
自分を満たすことは
相手を満たすことでもある。
 
 
自分と相手とが同じになるといいよね。
 
そんな関わりを増やしていきたい。
 
 
 

これ、伝わるかなー。

 

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