COLUMN

自分を超えよう

おとといの夕方。
39年生きていて、はじめてのことをしました。
  
失敗すると大切なものを
いくつか失ってしまうかもしれない割りと重大なことに
チャレンジしてみました。
 
あの足が震える感じ。
好きだなー。
 
 
うまくいく自信があったか?と聞かれると
答えは「ノー!」
 
というか
自信があるかどうかなんて
考えてもなかった。
 
 
そんな「自信」の話です。
 
 
 
思えば
小学校のころは
近くの川でよく遊んでいました。
 
「立入禁止」と書かれていると、なぜか入りたくなるもので、
大人の背丈よりも遥かに高いフェンスを乗り越えては
川で遊んだもんです。
 
魚や川ガニを追いかけたり
ベニア板の船で川下りをしてみたり
誰かが捨てていったエッチな本に興奮したり
潮が満ちてきた時には、橋の上から飛び込んでみたり。
 
 
そして
親や他の大人に見つかっては
怒られて。
 
でも、懲りずにまたやって。
 
あのエネルギーって
どこから来てたんだろうなー。
 
 
 
なんだか
自分の中の小さなボーダーラインがあって
そのラインの向こうはすごく怖くて。
でも、とっても魅力的で。
覗いてみたいけど、小心者の僕は
足を震わせながら、ちょっとずつ足を踏み入れていく。
 
そして、その度に大人になった気がしてました。
 
 
 
小学校の頃には「自分の町」だったボーダーラインも
中学校の頃には「となりの町」まで広がる。
 
自分たちとは違う制服を着た同い年くらいのやつとすれ違う時には
なんか変に意識したりして
「そっちには、そっちの世界がある」ということを知って
自分が見てるものだけが世界じゃないんだと感じてみたり。
 
 
高校になればボーダーラインはどんどん広がり
「遊ぶ」ということを少しずつ覚え
挫折することも、自分の限界を知ることも、いい意味で諦めるということも覚え
好きな子に振り向いてもらえないジレンマと悲しみもしり
どんどん大人になって行く。
 
 
はじめて一人での新幹線の車内。
ずっと僕をいじめてたやつに歯向かっていった時。
大学では親元を離れようと決めた日。
はじめて恋をした眠れない夜。
抑えきれないワクワク感をもって出社した日の朝。
はじめて酔いつぶれた夜。
はじめての海外で、宿も予約してなく一人で降り立ったタイの町。
雇われる生き方をやめようと決めた公園のベンチ。
はじめて人前で講演をする前の日の寝れない夜。
36年暮らした広島を離れて上京した日。
 
 
 
いつもそこには小さなボーダーラインがあった。
  
だんだんとボーダーの中が窮屈になってきて
そとの世界に興味が沸くけど
ちょっと怖い。
 
でも
自分の気持ちに素直になった時
抑えきれないエネルギーが満ちてきて
小さく足を踏み出すことができる。
 
踏み出すことを決めれば
誰かがボーダーラインの向こうから手を差し伸べてくれてることにも
気づけたりする。
 
 
 
これからもこうやって
何度もボーダーを超えて
自分の中の選択肢を増やしていくんだろな。
 
そして僕は
どんどん自由になっていく。
 
 
 
来年あたり
また大きなボーダーを越えようかなー。

 
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しつもん
どんなボーダーラインを乗り越えたいですか?
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